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2019年01月07日

車窓風景〜山雪化粧〜

freedom_1.jpg

車窓光景〜山雪化粧〜


場所は日本。



草薙は地方から中央へ移動していた。



乗り物で移動している。

鈍行である。

特急に比べて安いのだ。



(安いのはいい)



庶民派である。

今は急ぎではない。

ゆっくり移動しても支障はないのだ。



(結構好き)



乗り物から見る景色がちょっとした楽しみだった。



変わる自然風景。

談笑する人々。



過ぎ行く人と自然の営み。

それを見るのが地味に好きだった。



(同じような奴、結構いそう)



それもまた良し。



草薙はふと、遠くを見た。



山麓の景色が目に映る。



(んっ?)



その山に、粉をまぶすように白いものがついていた。



(雪だな)

白い雪だった。

白雪が山頂付近を彩っていた。



(雪化粧だ)



景色が綺麗だと、草薙は思った。



(あの山は……)



――普通の山だな。



特別な山ではないだろうな、と思う。

だが



――それもまた良し



綺麗だった。



特に有名な山でなくとも、ふと見た変哲のない山でも、綺麗なものは綺麗だ。



山が過ぎていく。



少し心地よい。

少しだけ心に残った。



過ぎる山

心彩る

雪化粧

只の山だが

それもまた良し



(……寝るか)



軽くあくびする草薙。

草薙はゆるかった。



まどろみの友を得た草薙は目を閉じた。
posted by 悠久風記 at 01:00 | 風のように自由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする